■第133回鑑賞会 福田 進一 ギターリサイタル
日時:2025年12月6日(土) 開場18:00,開演18:30
会場:かじまちヤマハホール(ヤマハミュージックジャパン 浜松店 8階)
◆当友の会へのメッセージ
久々に浜松で演奏させていただくことになりました。前回は重厚なソナタを弾いた記憶があるのですが,今回は親しみやすいアンコール曲集をお届けします。私も12月で古希を迎えることになりましたので,様々な懐かしいギター曲,思い出の曲を沢山聴いていただきたいと思っています。皆様とお会いできるのを楽しみにしております。是非,ご来場ください。
◆プログラム
・別れのプレリュード(A.モンテス)
・カタロニア民謡集(M.リョベート)より
・ブラジル民謡組曲(H.ヴィラ=ロボス)より
・ベネズエラ・ワルツ集(A.ラウロ)より 他
(都合により当日演奏曲目を変更する場合がありますのでご了承ください)
◆福田 進一(ふくだ しんいち)/ギタリスト プロフィール
日本のギター・マエストロとして国際的に認知されている福田進一は,1955年大阪生まれ。11歳より故 斎藤達也に師事したのち,1977年に21歳でヨーロッパに留学。パリ・エコールノルマル音楽院にてアルベルト・ポンセ,さらにイタリア・シエナ/キジアナ音楽院にてオスカー・ギリアに師事。両音楽院を卒業後,数々の国際コンクールで優入賞し,高い評価を得た。1981年第23回パリ国際ギターコンクールでグランプリ優勝。以後約45年に亘り,世界各地でのソロ・リサイタル,主要オーケストラとの協演,超一流ソリストとの共演を続け,そのボーダーレスな音楽への姿勢は世界中のファンを魅了している。2018年4月には全米6都市でのソロ・コンサートツアー,各地の音楽大学でのマスタークラスで好評を博した。2019年3月にはモスクワ・チャイコフスキーホールにて,武満徹<虹に向かってパルマ>をロシア初演。9月には作曲家L.ブローウェルと共に台北国際ギターフェスティバルに参加,秋にはスイス・ジュネーヴ音楽院にてリサイタルとマスタークラス。パンデミック後,2022年より徐々に海外活動を再開。再び台湾,韓国などを訪れ,2024年夏にはチェコのブルノ国際ギターフェスティバルに参加。2025年3月にシカゴ,シアトルにてリサイタルとマスタークラス。さらに秋には上海国際芸術祭への参加が予定されている。国内では2019年より毎年5月に東京文化会館にてソロリサイタル・シリーズ「新しいスタンダードを求めて」を開始。故 西村朗のパドマ(紅蓮華)など,邦人作曲家による話題作を世界初演している。2019年11月公開の映画「マチネの終わりに」(監督:西谷弘,主演:福山雅治,原作:平野啓一郎)では,クラシックギター監修を務め,インターネットラジオOTTAVAにて2020年9月から2021年5月にわたって放送されたクラシックギター専門番組「6弦上のアリア」でパーソナリティを務めた。また,ネット配信動画プログラム「福田進一 ザ・ギターレッスン」を開講,好評を得ている。そのディスコグラフィーは既に110タイトルを超える。2020年10月にはフルートの工藤重典氏とのアルバム「音の旅~夜明けのセレナーデ」(マイスターミュージック)を,11月には荘村清志,福田進一,鈴木大介,大萩康司のギタリスト4名によるデュオ曲集「DUO2」(日本コロムビア)をリリースした。
以降,マイスター・ミュージックから下記のCDが発売されている。
2021年7月「バロック・クロニクルズⅡ~異邦人」
2022年5月,生誕100年・没後30年を迎えるピアソラの作品集「ピアソラ・トリビュート」
2023年4月「ポンセ:スペインのフォリアによる20の変奏とフーガ~情熱と印象~」
2024年5月にタンスマンのバラードなど初録音を含む「悪魔の奇想曲」
2025年にはエドゥアルド・フェルナンデスとの久々のデュオ・アルバム「二人の友」。
さらに,「スカルラッティ・12のソナタ集」,「ヴァイス作品集」,「バッハ二重奏曲集」などの楽譜も現代ギター社から次々と刊行されている。
広島エリザベト音楽大学,上海音楽院(中国),アリカンテ大学(スペイン)各音大のギター科客員教授。東京,アレッサンドリア,ハインスベルグ,コブレンツ,全米ギター協会など,主要国際ギターコンクールの審査員を歴任。
2007年,平成19年度「外務大臣表彰」受賞。
2011年,平成23年度芸術選奨「文部科学大臣賞」受賞。
2024年より(社)日本ギター連盟名誉理事。
Copyright 2007 浜松ギター鑑賞友の会 Hamamatsu Classical Guitar Fanclub All Rights Reserved.